2020/11/16

ウイニングポスト2は競馬ゲームの最高傑作である

 月曜日はデータの整理と指数の計算の日である。もうこの時間になるとデータ入力は終わり計算結果を待つだけとなっていて大変暇である。なのでブログらしく自分語りをしてみたいと思う。

今の世に競馬ゲームは数多存在する。僕も色々やってきてそれぞれ大変楽しませてもらった、ダビスタでは血統の楽しさを、ホースブレイカーでは未勝利戦を勝つことの難しさを。

そんな中でどうしても超えられない壁の向こう側にいるゲームがウイニングポスト2である。ハードはスーパーファミコン。1はSteamで配信されているのだがなぜか2はない、2が出たら僕はフルプライズでも買うであろう。

ウイニングポストシリーズ自体は今でも続いていてナンバリングとは別に毎年最新データとゲーム性のアップデートがされたものが発売されている。正直この売り方には思うところがないわけではないが3・4作に一つは買ってやっている。

基本的に競馬ゲームというは終わりというものがない(まぁ1000年とかやったら終わるみたいではあるが)。特に最近のウイポシリーズは血統を紡いでいくというのが主題になっているので当然だ。しかし、ウイニングポストの1と2は主題が違う、この2作品は馬主体験ゲームなのである。

繁殖要素もあるがほとんどの馬主さんがそうであるように競走馬というのは買うものなのだ。しかし、新米馬主がいきなり牧場に行ってもそうそう売ってもらえるものではない。セリに参加し、調教師に馬を預けて仲良くなってから有力な牧場を紹介してもらったり。馬主席で他の馬主さんと交流をして仲良くなり色んな情報をもらったり時には馬を譲ってもらえるようにする、こういう活動を地道にしていくのだ。そうして50年間過ごしたらそこでエンディングとなる。エンディングではそれまでの主要な馬たちの戦績が流れ感慨深く終わるのだが・・・僕がこのゲームを最高というのはそれだけでない。

このゲームにはスーパーホースというものが存在する。一部の馬は自分でも買えるしなんなら後ろ足の筋肉の付き方がビジュアル的に違うので慣れれば見抜くのは簡単だ。しかし大半は既に買われており絶対に譲ってもらえない。それらが自分のライバル馬になっていくのだがそのスーパーホースたちにはそれぞれドラマがある。

その最たるものがサードステージとアンビリーバブルの主役血統対決であろう。この2頭は初期のスーパーホースで自分がまだ弱っちいときにクラシックの主役になる。サードステージは父トウカイテイオーで親子3代ダービー勝利が望まれている。対するアンビリーバブルの父はギャロップダイナ、皇帝に土を付けた馬の息子である。結果はゲームをやるたびに変わるのでどちらが勝つということはないのだが、ゲーム期間の50年間を通してこの子孫たちがクラシックで激しくぶつかり合うのである(そして自分の馬たちを負かす・・・)。

ウインドバレーVSアンストッパブル、ラストステージVSバルジョー。そして50年目の新馬戦線をサードステージの曾孫であるウイニングポストが圧勝してゲームが終わるのである。

最初はなんなんだこの邪魔馬達はと思っていたのだがこれらに気づいてからは自分の成績は二の次でひたすらこの馬達を追いかけるためだけに何周もこのゲームをやり続けた。もちろんその思い出補正でこの僕的にはこのゲームが最高傑作なのだ。いつの日かPCでもなんでもいいのであのゲームをやりたいものである。また、そういうゲームが発売されるのを願っている。

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